ABILITYのメモ

ABILITY用トーンマップを作成

プレイバックサンプラーのドラム/パーカッションをDAWの打ち込みで使用するときには、ピアノロールにインストを表示するためのトーンマップがあると便利。音源側のトーンマップをGM音源等に変更してもよいが、使えるトーンが限定される。ドラム/パーカッション以外の音源は、キースイッチの割り当て表を見ながらの演奏ても問題ない。

Abilityのトーンマップは、C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\INTERNET Co.,Ltd\ABILITY*Pro_64\TONE に保存される。

[参考] Abilityのトーンマップは、下記の手順で作成できるが、テキストファイルなので、マップの追加は、Abilityの編集機能よりも、このファイルを編集した方が簡単かも。

  1. メニュー:ツール – トーンマップ
  2. Module = 新規音源(音源を作成済みの場合は、使用する音源名を選択)
  3. Tone = ドラムセット
  4. 保存するドラムセット番号欄に、ドラムセットの名称を入力
  5. 登録ボタンをクリック。Module名(音源名)、マップ名(ドラムセット名称)、「ドラムセットで登録」のチェックボックスを入力し、保存ボタンをクリック
  6. 作成するドラムセット名を選択して水色背景にしてから、ドラムマップボタンをクリックすると、空のキーマップが表示される
  7. マップ編集ボタンをクリックして、各ノートにトーン名を割り当てる
  8. 登録ボタンをクリック – 音源名、ドラムセット番号を確認して保存ボタンをクリック
  9. 次回からは、以下の手順でトーンマップを呼び出せる
    • メニュー:ツール – トーンマップ
    • Module, Tone, Bank を指定して、入力ボタンをクリック

テンプレートの保存場所

起動時にトラックの初期設定を行うためのテンプレートを保存することができる。

作成したテンプレートの保存場所は、C:\Users\<ユーザ名>\AppData?\Roaming\INTERNET Co.,Ltd\ABILITY3Pro\Template

プラグインスキャンの手順

  1. ニュー:設定 – 環境設定…
  2. 「VSTプラグインが存在するフォルダ」欄で、追加ボタンをクリックしてVSTフォルダを指定
  3. VST情報を再構築をチェックしてOKボタンをクリック
  4. メニュー:設定 – VSTプラグイン情報…で、必要のないVSTのチェックを外す

KORG nanoKONTOL2 をコントロールサーフェスとして使用

  1. 下記の nanoKONTROL2.ucd をダウンロード
    • nanoKONTROL2.ucd
    • [注] 2016.8.22: 上記コントロールサーフェス設定ファイルを修正しました。これ以前にダウンロードした場合は、再度ダウンロードして、設定し直してください。
  2. C:\Users\<ユーザ名>\AppData?\Roaming\INTERNET Co.,Ltd\ABILITY\MidiController?\ の下に、nanoKONTROL2.ucd をコピー
  3. Abilityを起動
  4. Abilityのメニューより、[設定] – [デバイス設定…]を選択
  5. コントロールサーフェス1-4の空いている番号を選択し、コントロールサフェスを使用するにチェックし、User Fileを選択
  6. 読み込みボタンをクリックして、nanoKONTROL2.ucd を開く
    1. 上記設定ファイルでは、下記の設定になっているので、必要に応じて変更
      • MIDIチャネルは、3を使用
      • 右端のフェーダーは、マスターフェーダーに割り当て
      • SETボタンは、曲の頭に移動
    2. 同フォームのコントロールサーフェス用入力ポートと出力ポートの設定で、nanoKONTROL2 を選んで、OKボタンをクリック
  7. nanoKONTROL2をCCモード(CYCLE+SETボタン)で電源を投入して使用(初回のみ)

Roland A-PROをコントロールサーフェスとして使用 (Ability 2.5以前) 

  1. 下記の A-PRO.ucd をダウンロード
  2. C:\Program Files\INTERNET Co.,Ltd\ABILITY\MidiController?\ の下に、A-PRO.ucd をコピー
  3. Abilityを起動
  4. メニューより、[設定] – [MIDIポートの設定…]を選択
    • MIDI IN / MTCタブをクリックし、A-PRO 1をMIDIポートとして設定して(何番のMIDIポートでも良い)、OKボタンをクリック
    • A-PROは2個のMIDI出力ポート(A-PRO 1とA-PRO 2)を持っているので、キーボードの情報(ノートやベロシティ)をA-PRO 1から取得し、コントロールサーフェスの情報をA-PRO 2から取得する。ここでは、キーボード情報であるA-PRO 1のほうを設定する
  5. メニューより、[設定] – [コントロールサーフェス…] を選び、定義ファイルに A-PRO.ucd を指定して読み込む
    1. 上記設定ファイルでは下記の設定になっているので、必要に応じて変更(A-PROのコントロールマップも対応する変更が必要)
    2. 同フォームのコントロールサーフェス用入力ポートの設定で、A-PRO 2 を選んで、OKボタンをクリック
  6. MIDIポート=A-PRO 2, MIDIチャネル=1 を使用
A-PRO.ucdの機能割当表
R1-R8チャネルPAN
R9マスターPAN
S1-S8チャネルVOL
S9マスターVOL
A1-A8チャネルRECボタン
B14トラック戻る
B21トラック戻る
B31トラック進む
B44トラック進む
L1前のマーカへ移動
L2REW
L3FWD
L4次のマーカへ移動
L5STOP
L6PLAY
L7STOP
L8REC
L9TOPへ移動

Roland A-PROをコントロールサーフェスとして使用 (Ability 3.0以降)

Ability 3付属のコントロールマップをA-PROに設定しているときは、以下の手順でA-PROをコントロールサーフェスとして使用できる。

  1. Abilityを起動
  2. メニューより、[設定] – [デバイス設定…]を選択
  3. デバイス設定フォームの左側リストで、[MIDI IN / MTC]をクリックし、A-PRO 1をMIDIポートとして設定して適用ボタンをクリック
    • A-PROは2個のMIDI出力ポート(A-PRO 1とA-PRO 2)を持っているので、キーボードの情報(ノートやベロシティ)をA-PRO 1から出力し、コントロールサーフェスの情報をA-PRO 2から出力する。ここでは、キーボード情報であるA-PRO 1のほうを設定する
  4. デバイス設定フォームの左側リストで、[コントロールサーフェス]を選択
    1. コントロールサーフェスを使用するにチェックを入れる
    2. コントロールサーフェスを使用する右側のドロップダウンリストで、Roland A-PROを選択
    3. コントロールサーフェストラック数を 8 に設定する
    4. コントロールサーフェス用入力ポートを A-PRO 2, コントロールサーフェス用出力ポートを A-PRO に設定
    5. OKボタンをクリックして終了
A-PROにABILITY_REC.midを設定した場合の機能割当
R1-R8チャネルPAN
R9マスターPAN
S1-S8チャネルVOL
S9マスターVOL
A1-A8チャネルRECボタン
B14トラック戻る
B24トラック進む
B31トラック進む
B41トラック戻る
L1TOPへ移動
L2REW
L3FWD
L4なし
L5STOP
L6PLAY
L7なし
L8REC

Behringer X-TOUCH MINIをAbilityのコントロールサーフェスとして使用(Ability ver.3.0以降の例) 

  1. 下記の、Ability用コントロールマップをダウンロード
  2. C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\INTERNET Co.,Ltd\ABILITY<バージョン>\MidiController\ の配下に上記ファイルをコピー
  3. X-TOUCH MINIをUSB接続する(X-TOUCH Editorは終了したことを確認)
  4. Ablilityを起動し、メニューより、[設定] – [デバイス設定]
  5. デバイス設定フォームで、コントロールサーフェス1-4の空いている番号を選ぶ
  6. [コントロールサーフェスを使用する]にチェックを入れ、右欄でUser Fileを選択
    • 複数のコントロールサーフェスを同時に使用すると誤動作する。使用しないコントロールサーフェスは、[コントロールサーフェスを使用する]のチェックを外しておくこと。
  7. 読み込みボタンをクリックして、AbilityにX-touch-mini.ucdまたはX-touch-mini_ar.ucdを読み込む
    • X-touch-mini.ucdとX-touch-mini_ar.ucdの違いは、X-TOUCH MINIのフェーダーを、マスタVolumeに割り当てるか、現在選択中のトラックに割り当てるか
  8. OKボタンをクリックして完了

操作は下図のとおり。