Noise解析

熱雑音(半導体を含む抵抗全般に発生する白色雑音)、ショット雑音(pn接合、金属/半導体接合などに発生する白色雑音)、フリッカー雑音(主にFETで発生する1/f雑音)のモデルが使用される。入力信号が電圧源の場合は、雑音電圧密度が表示され、入力信号が電流源の場合は、雑音電流密度が表示される。入力換算する場合は、Add Trace to Plotフォームで、V(inoise)またはV(onoise)/gainを入力する。グラフを表示後、グラフウインドウの変数名をCTRLキーを押しながらクリックすると、表示周波数帯域の全RMSノイズが表示される。

  1. 回路図エディタの部品や配線がないスペースを右クリック
  2. ポップアップメニューから、Configure Analysis を選択
  3. Configure Analysisフォームが現れたら、Noiseタブをクリックして内容を設定
  4. SPICE命令の文字列を回路図エディタ画面に配置

Output雑音を測定するノードの電圧
Input入力信号(電圧|電流)源(自身が雑音を含まない独立電源)
Type of sweep周波数掃引方法の選択
Number of points per decade1区間の測定点数
Start Frequency開始周波数
Stop Frequency終了周波数

Noise解析の例
Figure

シミュレーション終了後、空のグラフが表示されるが、.noise 命令で測定ノード(Vo)に指定したノードをクリックすると雑音電圧密度(V/H1/2)が表示される。測定ノードに指定していないノードは選択できない。部品をクリックすると各部品の出力雑音への影響度もグラフに表示されるので、主要な雑音源を探すことができる。


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